PlayCanvasでは、プロジェクトをリアルタイムで動かしながら編集することができる強力なLaunch機能を提供しています。この記事では、プロジェクトのLaunch方法と、エンティティの階層を理解しながらの編集の基本を解説します。初心者の方でも簡単にプロジェクトを動かしながら同時に編集を行うことができるようになるので、是非参考にしてください。
事前準備: エンティティの位置合わせ
プロジェクトをLaunchする前に、エンティティの位置を正しく設定しておく必要があります。
特に、このプロジェクトでは、ボールが板の上に正しく配置されるように調整することが重要です。
板の上に乗る感じにしときたいので、ballを選択した状態で、インスペクターのPositionの数値を(0, 2.5,2)にしてください。
注意：
今回はヒエラルキーの「ball」を直接クリックしてください。
ballは実はball→Sphere→Sphere001と言う3個の階層になっています。
ballが親でSphereはその子、Sphere001はそのさらに子。つまりballの孫と言う構造になっています。
ビューポートからballをクリックした場合、高確率で孫であるSphere001が選択された状態になり、そのまま位置を移動させると親のballから離れた所にSphere001が存在する状況になります。これだと上手くいかないので、 ヒエラルキーの「ball」を直接クリックしてください。
この「子要素を動かしちゃった」はPLAYCANVASあるあるです。
ちなみに前に追加したBOXのポジションはとりあえず今はどこでも大丈夫です。
ローンチボタンの活用
- 画面右上にある「Launch」ボタンをクリックします。
- 別タブでプロジェクトが開き、「My First Project | Launch」と表示されます。
この画面はプロジェクトの動作確認として使えます。
ボールを板から落ちないように操作する
Launch画面が立ち上がったら板の上にボールがある状態になっていると思います。
この状態でパソコンの↑↓←→の矢印ボタンをそれぞれ押してみてください。
ボールがキーを押した方向に転がっていくと思います。
板から落ちないように板橋にある丸い場所にボールを運んでください。
こんな感じでPLAYCANVASではとても簡単に3D空間を使用したプロジェクトが制作できます。
プロジェクトの概要と機能解説
このプロジェクトにはあらかじめいくつかの3Dモデルとそれを動かすスクリプトが備わっています。
cameraには対象物であるballにフォーカスをあてるスクリプトが、
ballにはキー入力で転がるスクリプトが、
端の丸い場所にはボールがぶつかったらテレポートすると言うスクリプト
などがアタッチされています。
ちなみに「端の丸い場所」と言うのはヒエラルキー上ではteleportersの子要素であるteleport-aとteleport-bです。
リアルタイムでのプロジェクト編集
- Launch画面とエディタ画面を並べて表示します。
- エディタで「box」エンティティの位置を変更してみます。
Launch画面でもキューブの位置が変わっていくと思います。
このようにPLAYCANVASでは、実際のLaunch画面を見ながら編集画面で微調整等ができます。
この機能は非常に便利に使うことができます。
ただし、スクリプトのアタッチや変更、エンティティの追加等は反映されないので、その場合はローンチ画面をリロードしてください。
PlayCanvasのLaunch機能を活用することで、プロジェクトの動作をリアルタイムで確認しながら、効率的に編集作業を進めることが可能です。今回のガイドが、PlayCanvasでのプロジェクト制作の入門として役立つことを願っています。
次回はPlaycanvasにおける物理法則の基本、CollisionとRigidBodyに関して解説していきます。
最後に
ここまでの解説を読んで頂きありがとうございます。
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